コンボの動き 第96回こんぼ亭「認知症に備える」報告


コンボの動き
vol.130 コンボが主催・開催した活動や今後の開催予定です。

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「認知症に備える」報告

コンボ事務局より


2024年6月15日(土)にこんぼ亭「認知症に備える」をオンラインで開催しました。

 約1年前のこんぼ亭(2023年5月20日)でも話していただいた大石智さん(おおいしさとる)(北里大学/相模原市認知症疾患医療センター下記写真)を再びお呼びしました。


大石智さん(☆センター長のコラム→オススメです

前半は

認知症とは何か、
認知症予防について思うこと、
認知症予防の科学的な情報、
認知症「予防」への抵抗や「予防」がもたらすもの、
「予防」よりも「備える」、
などについて大石さんに話していただきました。

後半では、以下のようなライブでの参加者の質問に答えていただきました。

Q&A(一部抜粋)

●90代の祖母の孫です。
祖母に何回も同じことを聞かれます。
その場では冷静に答えられますが、後から祖母にネガティブな感情を抱き、何となく祖母と距離を置いてしまいます。
どんな心構えで、どう対応すればよいですか?

●感情の波が急に大きくなった親(80代)を一度病院につれていきたいと思っても、本人には取り合ってもらえません。
受診のタイミングはどう考えたらよいですか?

●85歳の母は、ここ半年で物忘れが多くなり、同時に不安感が強く現れています。
認知症と不安感の関連について教えてください。

●古いタイプの睡眠薬を常用することによる将来の認知症リスクが心配です。
関連はありますか?
(ベンゾジアゼビン系の薬物や双極症の薬についても、同様のご質問がありました)

 

開催後アンケート(一部抜粋)

開催後に参加者からいただいたアンケートの一部をご紹介します。

周囲の人が次々認知症になっているので私には喫緊の課題でした。
誰もがなるもの、予防ではなく備えるという意味、認知症に対するスティグマ(偏見)や記憶に大きな価値を置く文化など、なるほどと思った。
少し気が楽になったので迫りくる老化に向かって前向きに生きていきたいと思った。
あかまんまさん)

今、介護している親には、認知症であってもなくても、お話にあったように、やりたいこと楽しいことがある人生をおくってほしいだけです。
わからないこと忘れてしまうことが増えていく自分の変化に不安なのはあたりまえ。
そこに寄り添えない私自身を責めてしまうこともあります。
忘れてしまうこと、不安が強いことがそんなに悪いことなのか、刷りこまれている常識を疑ってみます。
匿名

とてもわかりやすくて充実していた。
特に後半の質疑応答を主にしたトークライブは、二人の掛け合いが軽妙で、ライブ感がありよかった。
達磨さん)


△掛け合いの相手である市来真彦さん(亭主)

認知症の概要や課題についてよく理解できました。
認知症の予防という、巷でよく聞く言葉についても、やはり備えという言葉が適切だと実感しました。
匿名

 

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