コンボの動き ○202号へ戻る
vol.122 コンボが主催・開催した活動や今後の開催予定です。
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○2023/10/28と10/29
「リカバリー全国フォーラム2023」報告
コンボ事務局
今年は、
1日目の2023年10月28日(土曜日)は、会場とオンラインの同時開催、
2日目は2023年10月29日(日曜日)は、会場で、
「リカバリー全国フォーラム2023」を開催しました。
「私たちのウェルビーイングを共に創る」をテーマに、基調講演やトークライブ、シンポジウム、10企画の分科会が開かれ、2023年10月31日からは、オンライン分科会も配信を始めました。
今回は、会場で行われた10月28日と29日のプログラムとアンケートを一部ご紹介します。
▼基調講演:10月28日開催
今回は「ウェルビーイング」について、
向谷地生良さん(むかいやち・いくよし):社会福祉法人浦河べてるの家 理事長 / 北海道医療大学特任教授、
斎藤環さん(さいとう・たまき):筑波大学 医学医療系 社会精神保健学 教授
伊藤順一郎さん(いとう・じゅんいちろう): メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ院長 / コンボ共同代表
の3人をお招きし、それぞれの視点で語っていただきました。
▲基調講演:左から、向谷地生良さん、斎藤環さん、伊藤順一郎さん
▼アンケートより一部抜粋
●いろいろな壁があったと思う中で、既存のやり方、システムを変えていこうと努力している3人のお話はとても勇気をもらえました。(匿名希望)
●最高のお三方でした。
PTMFと心のケガの考え方がもっと広まるといいと思いました。
(※PTMF:パワー(Power)・脅威 (Threat)・意味(Meaning)のフレームワーク)
また、孤独孤立にさせない、話す、2分以内の電話など、具体的なお話もとても興味深かったです。
(匿名希望)
▼トークライブ:10月28日開催
人気の「トークライブ」は会場から参加者を直接募り、壇上で順番に話していただきました。
▼アンケートより一部抜粋
●今回初めて参加しましたが、皆さんがリカバリーを話せる時間もあり、とても驚きましたが、なんだかほっこりしました!
(しろこにゃん)
●今、一番の切実な思いを伝えられてよかったです。
(フィオナさん)
▼シンポジウム:10月28日開催
「私の幸せ、私たちのウェルビーイング」について、立場の異なるシンポジストの方々から、順に話していただきました。
シンポジスト
〇井筒節(いづつ・たかし):東京大学大学院農学生命科学研究科准教授/元国連精神的ウェルビーイング・障害チーフ
〇岡田久実子(おかだ・くみこ):公益社団法人全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)理事長
〇鈴木みずめ(すずき・みずめ):ピアサポーター
〇森本美花(もりもと・みはな):NPO法人ゲートキーパーTONARINO(となりの)(GKT) 理事長
その後、参加者からの質問に答えていただきました。
▼アンケートより一部抜粋
●仲間と自己決定…「専門職は、脇役としてこれらを支えていかないといけない。パターナリズムにおちいってはならない」と思いました。
(まっすんさん)
●内容が多岐に渡り、しかもわかりやすかった。もう少し会場とのやりとりがほしかった。
(スミスさん)
●さまざまな立場のシンポジストの話をお聞きすることができ、視野が広がったと思います。
(やまさん)
▼会場での分科会:10月29日開催(録画配信はなし)
10月29日(日曜日)、会場では10個の分科会が行われました。
それぞれの分科会は、シンポジウム形式やグループごとに分かれた話し合い、グループワークなど、特徴を活かした方法で進められました。
▲分科会6「生きづらさから生きやすさにつながるトラウマインフォームドアプローチ」
▲分科会3「恋愛、結婚、性~当事者、配偶者、親の立場から考える」
▼アンケートより一部抜粋
●当事者の方の話を聞くことでトラウマインフォームドアプローチがどう影響を与え、いい方向へ導いていったかの経過がわかりやすかったです。支援者として安心できる場所の提供ということの重要さも再認識しました。
(分科会6参加者 arashioriさん)
●グループワークで、さまざまな立場の方と交流できて、とてもうれしかったです。
性や恋愛に関してもっとオープンにしていっていいんだと思いました。
(分科会3参加者 匿名希望)
多くの方々のご協力で、今年もリカバリー全国フォーラムを開催できました。
ありがとうございました。