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心理社会的介入プログラム実施・普及ガイドラインに基づく
心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットⅡ
研修テキスト編
A4判90頁
監修 伊藤順一郎
編集 心理教育実施・普及ガイドライン・ツールキット研究会 大島巌・福井里江
【この本を読んでいただきたい方】
本書は、心理教育プログラムを習得するためのスタッフ用研修テキストです。
心理教育スタッフになることをめざしている方、現在関わっている心理教育をより効果的で有用なものにすることに意欲をもつ方々に、幅広くご活用いただくことを願っています。
【この本の内容】
この研修テキストは、日本における心理教育の標準的普及モデルである複合家族グループの心理教育モデル(国府台方式)を中心に、日本の精神保健福祉の現場において効果的に実施できる心理教育の方法を示した標準的テキストとして編集されました。
本書では、まず、日本における心理教育プログラムの基本的な位置づけと可能性を示すとともに、このテキストの主な読者である心理教育スタッフ(目ざしている方を含めて)の基本的な心得をまとめています。
その上で、具体的な心理教育の進め方を、複合家族グループを中心にくわしく解説し、さらに本人への心理教育グループ、他の心理教育モデルの取り組み方を含めて、わかりやすく、詳細に提示しました。
【この本のポイント】
心理教育を行うに当たって、考え方、目的、獲得目標、必要な準備、進行方法、などを具体的に説明しています。
【内容】
Ⅰ章. 総論
1. はじめに
2. 心理教育の定義と目標
3. 適用対象とプログラムの効果
4. 心理教育プログラムの特徴、構成要素
5. 心理教育プログラムが注目される背景と導入の意義
6. プログラムの使命と実施の原則
7. 医療機関や地域精神保健福祉機関における心理教育プログラム
8. 日本の心理教育の歴史と現状
9. まとめ~効果的な心理教育プログラムの実施・普及に向けて
Ⅱ章. 心理教育スタッフの心得
1. 基本的な考え方
2. エンパワメントを目指す姿勢
3. スタッフの役割
Ⅲ章. 複合家族グループの概要
1. 対象
2. プログラムのプロセス
3. スタッフの役割
4. 各セッションの構造
Ⅳ章. 複合家族グループ心理教育の進め方1
~関係作りとニーズアセスメントの進め方~
1. 関係作りとは
2. 病棟における関係作り、心理教育プログラムへの導入、アセスメント
3. 看護師・スタッフの役割
4. ニーズアセスメントと情報の共有の方法
Ⅴ章. 複合家族グループ心理教育の進め方2
~教育セッションの内容と進め方~
1. 情報提供の基本
2. 情報提供の鍵・工夫・こつ
3. 情報提供の内容と各セッションの目標
4. よくある質問例
Ⅵ章. 複合家族グループ心理教育の進め方3
~グループセッションの内容と進め方~
1. グループのための基本
2. グループワークの鍵
3. スタッフの役割
4. グループの進め方
5. グループの発展プロセス別の関わり方
Ⅶ章. 本人を対象とした心理教育グループプログラム
~複合家族グループとの相違点を中心に~
1. 対象
2. プログラムのプロセスとスタッフの役割
3. セッションの構造(久留米大学方式の紹介)
4. 質疑応答、相互作用を活用した教育セッションの内容と進め方
Ⅷ章. 複合家族以外のプログラムモデル
~時期に応じた心理教育的な面接、単家族の心理教育
1. 心理教育的な面接
2. 単家族心理教育