リカバリー全国フォーラム2022 ~プログラム~


Recovery Forum 2022 ~Programs~
リカバリー全国フォーラム2022は終了しました。
参加された皆様、出演された皆様、色々とご協力いただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。
==*==*==*==*==*==
リカバリーフォーラム2022のメインページは→こちらから
開催案内のダウンロード – こちらから
申込用紙(FAX申込用)のダウンロード – こちらから
プログラムに出てくる用語を解説した用語集は→こちらから
一昨年 (2020)オンライン開催のフォーラムに参加された方の声は→こちらから
過去 (2019以前) のフォーラム参加者の声&写真集は → こちらから
★プログラム及び出演者は変更する場合があります。
==*==*==*==*==*==
★フォーラムではZoomを2回線使用し、それぞれを「チャンネル1」、「チャンネル2」と呼んでいます。フォーラム期間中は、チャンネル1とチャンネル2を行ったり来たり(出たり入ったり)することができます。
==*==*==*==*==*==


《もくじ》
10/29(土)午前 – オープニング、シンポジウム、ランチアワーSP
10/29(土)午後 – トークライブ、分科会①~④
10/30(日)午前 – 基調講演、ランチアワーSP
10/30(日)午後 – 分科会⑤~⑩

==*==*==*==*==*==


【10月29日(土)】

10:00 – 10:10 オープニング 《チャンネル1》
〇宇田川健(NPO法人コンボ代表理事) 
〇樋口輝彦(リカバリー全国フォーラム企画委員長/一般社団法人日本うつ病センター)

10:10 – 11:30 シンポジウム 《チャンネル1》
「この時代に、自分に寄り添うこととは」
この数年私たちは、変動する社会の中で、うっすらと漂う不安に長くさらされてきました。フォーラム初日、最初のプログラムでは、そのような中、自分に寄り添い自分をいつくしむこと(セルフ・コンパッション)をテーマに、3人のみなさんにお話しいただきます。


【シンポジスト】
〇水野雅之(みずの・まさし):筑波大学人間系心理学域准教授
博士(心理学)、臨床心理士、公認心理師、ストレスチェック実施者。学生相談室の常勤カウンセラーとして,日々,大学生の心理支援に携わるとともに,メンタルヘルス不調の予防に関する研究にも取り組んでいる。

(△マインドフルネス実践中)

〇副島賢和(そえじま・まさかず):昭和大学大学院准教授/昭和大学附属病院 院内学級担当
昭和大学附属病院内で、入院している子ども達の発達の保障を、教育により行っている。学校心理士スーパーバイザー。ホスピタルクラウン(病院内で子ども達に笑顔を届ける道化師)の顔ももち、赤はなの先生と呼ばれている。著書に『はなれていても、だいじょうぶ 今こそ伝えたい、院内学級で教員として学んだこと』(学研プラス)など多数。第1回こんぼ亭月例会(『リカバリーのことを語ろうじゃないか』)のお客様。

(△あかはなそえじせんせい)

【指定発言】
〇矢部滋也(やべ・しげや): 一般社団法人北海道ピアサポート協会 代表理事
社会福祉士・介護福祉士として高齢者施設に従事。27歳で精神疾患を発症し、精神科病院に入院。双極性障害の診断を受ける。31歳でこころの生きづらさ支援の団体を設立。現在は、障害福祉サービス・ピアデザインの管理者兼サービス管理責任者(ピアスタッフ)として勤務。

(△札幌でピアサポート)

【座長】 川口敬之(NPO法人精神科作業療法協会/国立精神・神経医療研究センター)、宇田川健(NPO法人コンボ)

11:40 – 12:30 ランチアワースペシャル Day1《チャンネル1》
《「こころの元気+」活用セミナーコラボ企画》
「こころの元気+まつり」身体・脳・こころを整える~知っておくべき身体合併症~

リカバリー全国フォーラム2022のランチアワースペシャルで、「こころの元気+まつり」を開催! 「こころの元気+」8月号からの新連載「身体・脳・こころを整える~知っておくべき身体合併症~」の筆者、尾崎紀夫さん(名古屋大学 精神疾患病態解明学 特任教授)が、身体合併症についてわかりやすくお伝えします。 ※事前収録

○「こころの元気+まつり」について → 詳しくは こちら
※リカバリー全国フォーラム2022に参加申込された方は「こころの元気+まつり」にあらためて申し込む必要はありません。

目次に戻る


13:00 – 14:00 トークライブ 《チャンネル1》
おうちでトークライブ2022~世界に伝えたいあなたのリカバリー~」
参加者による「リカバリーストーリー」のリレートーク!フォーラムの人気プログラムです。
【司会】認定NPO法人コンボ:宇田川健(代表理事)、丹羽大輔(「こころの元気+」編集担当)
★出演者募集中★ → ≪10/10いっぱいで締め切りました≫ 参加申込された方の中からトークライブの出演者を募集しています。 応募方法など詳細はこちらから。(締切:10/10いっぱい)
★リカバリーTube(投稿動画のページ)★ コンボでは、「私のリカバリーストーリー」をテーマに自撮りした2分間の投稿動画を募集&公開しています。投稿動画のほか、リカバリ―全国フォーラム2017, 2018特設会場で撮影したリカバリーTube動画も公開しています。※一部賛助会員限定公開です。→ こちらから

14:10 – 15:30 分科会① & ②

分科会1: 紡ぎ継ぐピアスタッフの想い~これまで、今、そしてこれから~  《チャンネル1》
日本ピアスタッフ協会は設立して8年が経ちました。この10数年で精神保健福祉分野で働くピアスタッフの数は間違いなく増えてきています。しかし、ピアスタッフの苦悩や不安はあまり変わっていないような気がします。職場で孤立する人、二重関係で苦労する人、様々です。この分科会では、現場で働いているピアスタッフ、当事者活動をやりながら支援する立場のピアスタッフ、これまでピアスタッフと関わってきた専門家ら4人の、これまでとこれからの想い、未来の展望を語り合います。苦悩だけではない、ピアスタッフの喜びも伝えらたら嬉しいです。
〇出演: 中島邦宏(旭川しらかば共同作業所 精神保健福祉士&ピアスタッフ/ぽかぽかハートのつどい会長)、鷹尾和顕(リカバリーセンターふくおか 施設長)、関口明彦(地域活動支援センターライフサポーMEW 相談員/NPO法人ミュー理事/全国「精神病」者集団運営委員)、鶉領太郎(うずら・りょうたろう:静岡福祉大学社会福祉学部福祉心理学科 講師)、磯田重行(日本ピアスタッフ協会 会長/株式会社リカバリーセンター)、宇田川健(NPO法人コンボ)

分科会2: 精神障がいがある人の恋愛と結婚  《チャンネル2》
誰にとっても「人を愛すること」は人生において重要なことです。しかし、精神障がいがあると恋愛をして新しい家族をつくることはタブーな話題になることがあります。この分科会では、結婚している精神障がい当事者や配偶者から実際の恋愛経験や結婚生活を聴きます。恋愛や結婚はしなくてもいいものですし、その形も様々です。固定観念を取り払い、大切な人・家族との関係を考える機会にしたいと思います。
〇出演: 蔭山正子(大阪大学高等共創研究院)、横山惠子(横浜創英大学看護学部)、前田直(杏林大学保健学部作業療法学科/配偶者の会代表)、根本俊史・響子(めんちゃれ/あいりきファシリテーター)、野間慎太郎(オンラインフリースペース「ハマッチャ」/あいりきファシリテーター)

15:40 – 17:00 分科会③ & ④

分科会3: 「WRAP®️(元気回復行動プラン)」とは? ~オンライン版・2022年~  《チャンネル1》
《WRAP®️》とは何でしょう? この分科会では『WRAP®️を含むメンタルヘルスのリカバリー』の全体像を扱います。「今、使っているよ」という方、「初めてきいた!!」という方、「私はWRAP®️ファシリテーターをやってます!」という方も、《一人一人、それぞれの関わり方》でご参加ください。 ※WRAP (Wellness Recovery Action Plan) = 元気回復行動プラン
〇出演: WRAP®ファシリテーター:理~、はるてる、ねてる

分科会4: 医療の“もやもや”を語ろう:今ここから、私たちから  《チャンネル2》
リカバリー志向の医療サービスの可能性を広げるために、病院単位での具体的な取り組みが必要とされています。この分科会では、とある病院にスポットライトをあて、実際行われていた医療サービスに対する”もやもや”を、うやむやにせずに語り合います。それを通して、リカバリー志向の医療の場を実現するために、私たち一人ひとりの気づきから、ともに未来を描きましょう。
〇出演: 相澤和美(国際医療福祉大学大学院)、村松瑛子(サポートハウスとびら)、ふみちゃん(すみよし生活支援センター)、中谷真樹・まゆ姉(住吉病院)、医療サービス利用経験者の方、澤田高綱(旭区生活支援センターほっとぽっと)、川口敬之(NPO法人精神科作業療法協会)   
分科会タイトル & プログラム紹介を変更しました。(旧タイトル:変わりゆく医療の場:現場からのリポート)  (2022/10/13)

17:15 – 18:15 オンライン交流会 《チャンネル1》

目次に戻る


【10月30日(日)】

10:00 – 11:30 基調講演 《チャンネル1》
「だいじょうぶな社会にむけた一歩」
【講師】笠井清登(かさい・きよと):東京大学医学部附属病院精神神経科教授
【座長】宇田川健(NPO法人コンボ)、相川章子(聖学院大学)

《ひとことメッセージ》 丈夫じゃなくてもダイジョウブな社会に向けて、私が私の立場でできること、その第一歩(小さな実験)について、お話させていただきます。従来医療の支援対象であった、障害などで苦労の経験のある人が、医療人として主体的に活躍できる社会、医療人を目指せる社会があれば、その社会はすべての人にとってもダイジョウブな社会ではないかと考えています。

《プロフィール》
精神科医。統合失調症や思春期の臨床や研究を専門にしており、日本統合失調症学会の事務局を務めている。ピアスタッフの育成にも尽力。主な編著に『人生行動科学としての思春期学』(東京大学出版会、2020)がある。ほか、『「病気をもっても大丈夫」という回復のあり方と社会を目指して。』(UTOKYO VOICES 071)、『バリアフリー最前線!』(東京大学学内広報1525)など。第53回こんぼ亭月例会(『あなたの価値観を大切にする統合失調症の新しい理解と支援』)のお客様。
▶『「病気をもっても大丈夫」という回復のあり方と社会を目指して。』(UTOKYO VOICES 071)
▶『バリアフリー最前線!第15回:症状の消失から人生の回復へ』(東京大学学内広報1525)※コラムの三つめ。リカバリー全国フォーラム2021(前回)の基調講演でお話いただいた熊谷晋一郎さん(東京大学先端科学技術研究センター)による取材記事です。

11:40 – 12:30  12:05 ランチアワースペシャル Day2  《チャンネル1》
「ARIGATOU HOUR~ありがとうの時間~」 & コンボの活動紹介
リカバリー全国フォーラムはたくさんの皆様に応援していただき開催しております。フォーラム2022の後援団体、寄付していただいた方々などを、感謝の気持ちを込めて紹介いたします。また、コンボの活動についても紹介させていただきます。

 

目次に戻る


13:00 – 14:20 分科会⑤ & ⑥

分科会5: 思春期・自殺の若年化・ウィズコロナストレス  《チャンネル1》
ウィズコロナのなかで、私たちは多くの制限を受け入れながら暮らしています。とりわけ他者との繋がりのなかで大いに遊び、学ぶ若者にとって、ストレスと困難を強いられていることでしょう。若者たちからみたコロナ禍とは、どのように見え、感じ、今、そして未来を見ているのでしょうか。自殺を考えてしまう状況のまえに、私たちが寄り添い、共にいることでできることはなんでしょうか。自殺予防の第一人者と経験者によるパネルディスカッションにて、共に考えていきたいと思います。
〇出演: 張賢徳(六番町メンタルクリニック医師/日本自殺予防学会理事長)、利根川典之(ピア文化を広める会)、さとし(聖学院大学学部生)、藤原由紀(鴻巣病院支援部地域支援課アウトリーチ支援係)、相川章子(聖学院大学心理福祉学部)

分科会6: 希望の職探しのA・B・C ~IPSの知恵より~  《チャンネル2》
IPSはどんなに重い障害があっても自分らしく働くことができ、それがリカバリーに寄与するという考え方のもと行われる個別の就労支援です。「自分らしく働く」を実現していこうとすると、仕事の探し方にも大切にすべきポイントや、意識すべき事柄がいくつかあります。この分科会では、IPSを紹介しながら、「IPS的職探し」に注目し、IPSの実践家やユーザーの知恵をご紹介します。 ※IPS = Individual Placement and Support:援助付き雇用、個別就労支援などと訳されています。
〇出演: 池田真砂子・建石幸子(一般社団法人ルンアルン)、本多俊紀(NPO法人コミュネット楽創)、大島みどり・岡田奈央子(NPO法人NECST)、フーさん
※分科会タイトル変更しました (2022/10/13)

14:30 – 15:50 分科会⑦ & ⑧

分科会7: IMR 2022 (Illness Management and Recovery: 疾病管理とリカバリー)  《チャンネル1》
IMR(IMR=Illness Management and Recovery: 疾病管理とリカバリー)はリカバリーにとても有用なプログラムです。IMRは最初にリカバリーについて話し合い、それを実現するために病気やストレスの対処などについて、みんなで語り合いながら学んでいきます。この分科会では、IMRの説明に加え、IMRを実践している施設から、IMRがリカバリーにどう役立ったか、率直な感想をプログラムに参加された方が話します。
〇出演: IMRネットワーク:中村亮太(横浜市立大学附属市民総合医療センター)、藤田英美(横浜市立大学附属病院)、中村正子(鷹岡病院)、武井寛道(藤沢病院)、吉見明香(横浜市立大学附属病院)、内山繁樹(関東学院大学)、生活支援センター西(横浜市)のみなさん、IMRプログラム参加経験者のみなさん

分科会8: オープンダイアローグ~体験をただ聞き合うということ~  《チャンネル2》
フィンランドの西ラップランド地方で生まれた、対話を中心とした精神保健システムであるオープンダイアローグ。その根底には、一人ひとりの体験を病気や診断という文脈でかき消さず、すべての人の声をじっと聞き合う姿勢があります。この分科会では、問題解決を急ぐのではなく、体験をただ聞き合うとはどういうことなのか、語り合っていきたいと思います。
〇出演: 三ツ井直子(訪問看護ステーションシナモンロール)、村井美和子(マヤッカのいえ)、福井里江(東京学芸大学)

16:00 – 17:20 分科会⑨ & ⑩

分科会9: 10代からのメンタルヘルス ~高校でスタートした精神疾患についての教育~  《チャンネル1》
40年ぶりに高校の保健体育で「精神疾患」の授業がスタートされました。昔とは全く異なる教科書の内容が全国の高校生にどのように浸透していくのでしょうか?!この分科会では、10代のメンタルヘルスに向けて生きた授業が展開されることを願いながら、精神科の専門家・学校教育に携わっている専門家・精神疾患を持つ当事者からご意見やご希望をご発表いただき、みな様と共に考える場としたいと思います 。
〇出演: 福田正人(群馬大学大学院)、綱島剛(群馬県教育委員会健康体育課)、霜村誠一(桐生第一高校保健体育科教諭)、桐生第一高校生徒のみなさん、 宇田川健(NPO法人コンボ)、島本禎子(杉並家族会)

分科会10:  トラウマインフォームドアプローチから見えてくる寄り添い共にいるためのヒント  《チャンネル2》
トラウマインフォームドアプローチ(TIA)は、当事者だけでなく家族、支援者、支援機関に所属するスタッフなど、システム全体でトラウマを理解し、改善のための工夫を行うという考え方です。「ピアサポート」や「協働と相互性」など、それぞれが平等な立場で支え合うことがTIAの大切な要素になっています。この分科会では、チームにおける寄り添い・寄り添われる体験をお話しすることで、TIAの持つ力を探っていきたいと思います。
〇出演: ユキ・アボカド(フリーランス)、吉田佳子(当事者家族)、宮城整(長谷川病院)、片山皓絵・遊佐安一郎(長谷川メンタルヘルス研究所)

17:30 – 17:40 クロージング 《チャンネル1》

目次に戻る
===*===*===*===*===*===

※10/29(土)のランチアワースペシャルのみ競輪の補助を受けて行います。他のプログラムは全てコンボの事業として行います。

(Last Updated: 2022/10/03)