こころの元気+ 2012年5月号特集より
特集4
ああ! ふられちゃいました
ある日、突然
千葉県 伏龍さん
自分は三〇代後半、男性です。うつ病を長年患っています。
デイケアに通っていて「なんか綺麗な女性だな」と思う人がいました。それであいさつとか気候とか無難な話題から始めて、よく話しかけるようにしました。少し個人的なことを話すと、彼女も少し個人的な話しをしてくれるようになりました。そして、彼女が柴犬を飼ってるのを知りました。
自分は犬を描くのは苦手でしたが、猛練習をし、絵手紙で柴犬の絵を描いてプレゼントしました。その日が、偶然彼女の誕生日だったためたいへん喜び、食事に誘うと受けてくれました。デートしたり、メールで愛してると送ったり、甘い時間が始まりました。
ただ気になったのは、彼女の具合が悪くなって電話もメールも途切れてしまうのです。
ある日メールが届き「運命の人に出会いました。あなたも幸せになることを祈ります」と彼女は突然いなくなりました。
その後ご縁があって、今、新しい彼女がいます。彼女のほうから告白されました。 不思議に縁がつながることはあると思いました。
心が疲れて
福岡県 niesさん
二〇代後半の女性です。 私は、病院の作業療法で出会った年上の男性のつくる作品に一目惚れしてしまい、後日病院のお祭りで一緒に撮った写真とともにラブレターを書いて彼に告白しました。
が、お友達になり、早四か月で、ふられてしまいました。 原因は、お互いのことを傷つけないようにと気をつかうあまりに、二人とも、心が疲れてしまったからです。
まだ病気を治している途中の二人には、恋愛は荷が重かったようです。
でも、最後はお互いに「ありがとう」で別れられました。
彼は失恋後、しばらく調子を崩していたようですが、私はさらに強くなることができ、今回の恋愛はよい経験となり勉強になりました。