コンボの動き 第79回こんぼ亭「働くことをあきらめない! IPS援助付き雇用モデルから考える役立つ就労支援」報告(184号)


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vol.103 コンボが主催・開催した活動や今後の開催予定です。


※「こころの元気+」2022年6月号より

○2022年4月30日開催
第79回こんぼ亭 働くことをあきらめない!
「 IPS援助付き雇用モデルから考える役立つ就労支援」報告
(IPS=Individual Placement and Support個別職業紹介支援)


著者
:コンボ事務局


今回はGW前半の2022年4月30日に、こんぼ亭
働くことをあきらめない!IPS援助付き雇用モデルから考える役立つ就労支援」をオンライン(ZOOMウェビナー)で催しました。

講演とライブでのQ&A形式

今回の前半は、初めに、
山口創生さん(国立精神・神経医療研究センター)が
今の就労支援における課題やIPS援助付き雇用IPS=Individual Placement and Support 個別職業紹介支援)の効果や普及状況等について説明していただきました。

次に、林輝男さん(島根県 西川病院S・IPS)に、
実際になぜIPSの就労支援を実践することになったのか、就労支援専門員は何をしているのかなど、具体的な現場の話をしていただきました。

そして、IPSの支援を実際に受けながら仕事をしている三嶋いつきさん(IPSの利用者)にも、登場してもらい、自分のリアルな体験や思いを話していただきました。


▽開催後のアンケートより
(一部抜粋)

●IPSの可能性に驚きました。
実際に取り組んでみるといっそうその効果を実感できるんだろうと思います。
まずはおひとりの方から、フルパッケージで取り組むんですね。
IPSの存在を知らない方も多くいるかと思うので、まずは、自分がより深く知っていくことに努めます。
(匿名希望)

●IPSを利用したいと思いました。
市区町村の就労支援センターがすべてIPSに変わったら、日本の精神障害者の就職率と満足感と幸福感、自己肯定感がものすごく高くなるのではと思いました。
せっかくIPSというよいものがあるわけですから、そこに国が力を入れてお金を使って、日本がIPS先進国になってほしいです。
(うさちゃん)

●IPSについて勉強を始めたばかりで新鮮な気持ちで話をうかがいました。
自身も常日頃「生活リズムが安定してから就活をしよう」など利用者さんに話しています。
気を抜くと「利用者さんのダメなところ探し」が始まってしまっていると思いました。
(匿名希望)

●当事者です。
正直、このような取り組みをしている事業所がある市区町村に引っ越したいほどです。
同時に普及率が低いので、当事者も「こうであってほしい」ということを声にしていかなければなかなか変わっていかないのかなとも思いました。
(ムウさん)

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○2022年5月15日開催

精神障がい者と家族のための市民公開講座
みんなで統合失調症を学ぶ~当事者や家族だけで悩まない社会に」報告

コンボ事務局

 

2020年より、コンボ・公益社団法人全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)・NPO法人全国精神保健職親会(vfoster)、一般社団法人日本うつ病センター・大塚製薬株式会社との共催で『精神障がい者と家族のための市民公開講座』を開催しています。
今回の講座のテーマは『統合失調症』です。

現在、インターネットには古いものや誤ったものも含め、統合失調症に関するさまざまな情報があふれています。
そんな状況の中、今回改めて最新の研究にもとづいた情報をお届けしたいという目的で2022年5月15日㈰にオンライン開催しました。

▽プログラムや出演者 
《司会》久住一郎さん(北海道大学大学院医学研究院)

前半 講演1:統合失調症の病態、治療について
《講師》糸川昌成さん(公益財団法人 東京都医学総合研究所)
講演2:当事者、ご家族の体験談
《講師》石井麻由可さん、中越由美子さん(さいたま市もくせい家族会)
講演3:地域で暮らす課題、問題解決のための支援や社会資源について
《講師》坂本祐子さん(社会福祉法人サンワーク南八幡メンタルサポートセンター)
後半:Q&Aセッション(質疑応答)

 

次回の市民公開講座のテーマは『双極性障害』で2022/12/4㈰開催予定です。

 

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