医師や看護師、病院などの「医療」と双極性障害などの「病気」についての「こころの元気+」の特集です。
2019年8月号「当事者から伝える双極性障害」(150号)
「双極性障害」とはどんな病気で、どのように対応してもらいたいと思っているのかということを当事者の立場から伝えます。
双極性障害の当事者が、そうではない人たちに知ってもらいたいこと、まわりにいる人でないとわからないこと、診断に至るまでに時間などを紹介します。
2019年7月号「病院でもリカバリー」(149号)
精神疾患をもつ人にとって、リカバリーはとても大切な考え方ですが、一方で「リカバリーは精神科病院では起こりえない」と言う人もいます。
しかし、入院医療・医療サービス中心の日本の精神保健福祉において、精神科病院でもリカバリーを進めていくべきであることを伝えるとともに、これからの日本の精神科医療がリカバリー志向を進めていくために必要なことは何かを考えます。
2018年11月号「自己選択に役立つ治療ガイドライン」(141号)
うつ病や統合失調症などには根拠(エビデンス)に基づく治療のガイドラインがあり、推奨される薬の使われ方、治療計画の策定、行うべき検査、治療方法が記載されています。ガイドラインは、医師だけのためにあるのではなく、利用者(当事者)や家族のためのものでもあります。
この特集では、治療のガイドラインについて、さまざまな角度から考えます。
2018年3月号「心理社会的療法ってなんですか?」(133号)
心理社会的療法は精神科の治療において、薬物療法と車の両輪にたとえられたりしますが、その領域が広いために、ひとことでは説明ができそうにありません。また、精神科を利用する人にとっても、それがどのようなものなのかをしっかりと理解している人は少数派だと思われます。
そこで、この特集では、「そもそも心理社会的療法」とは何か? どんな効果があって、どこで利用できるのか? それぞれの療法についての体験談などを紹介しています。
2018年2月号「待合室の世界」(132号)
医療機関を利用する人にとって、だれもが無意識のうちに利用しているのが待合室です。特に初めてその医療機関を訪れた人にとっては、待合室の雰囲気や、待っている患者さんの様子はとても気になる要素だと思います。
2月号は「待合室」をテーマに、その雰囲気からそこから生まれる物語まで、さまざまな視点から待合室を描いた特集です。
2017年7月号「入院ですか?」(125号)
厚生労働省は精神科病院に長期入院する人を平成32年度末までに最大3万9千人減らす目標を定めました。また、平成30年に施行される「障害者総合支援法」改正では「精神障害者にも対応した地域包括ケアシステム」が盛り込まれ、長期入院者の対策が変わろうとしています。
そして、相模原事件から、措置入院(そちにゅういん)のあり方についても精神保健福祉法の改正が国会で審議されていました。
この特集は、入院・退院をめぐって大きく状況が変わろうとしている現在、入院についての基本的な知識を伝えることを目的としました。
2017年5月号「担当医に質問をしてみたい」(123号)
診察の場面で担当医に向き合ったとき、患者さんは、どのようなときに、どのような質問をすればよいのでしょうか。それをどのように治療にいかしていくことができるのでしょうか。今現在の自分自身の体調をもとにした質問はしやすいかもしれませんが、今後の方針や見通しなどは、そのような認識がなければ、担当医に聞くことはしない方が多いと思います。
5月号の特集は、担当医にいろいろな質問をするにしても、どんな質問をすればよいのか、どんなタイミングでどのような質問をしたらよいのか、ということを考えるための特集です。
2017年1月号「医療機関選びのコツ」(119号)
多くの人が苦労をするのが病院・クリニック選びです。医療機関を何回も変えている方もいます。
信頼できるお医者さん、信頼できる医療機関に出会うためにはどうしたらよいのでしょうか?皆さんの、これまでの体験を共有するとともに、これからの医療機関のあり方を考える特集です。
2015年9月号「人に紹介したくなる病院を増やしたい」(103号)
過去に行った「こころの元気」の読者アンケートでは、信頼できる担当医に出会うまでにかかった時間は、5年~10年の人が20%、10年以上の人が23%でした。つまり、精神科医療への信頼性は残念ながら低いことが伺われます。コンボでは、精神科医療の現場で行われていることを公開していく、いわば「見える化」を図る作業を進めています。この特集は、当事者から精神科医療への要望や提言をいろいろと集めるとともに、コンボがこれからやろうとしていることを広く知ってもらう特集です。
2015年2月号「病名はどうやってつけてるの?」(96号)※在庫切れ
アメリカの「精神疾患の診断統計マニュアル」が改定され、日本でもいくつかの疾患名などが変更されました。そうした状況をうけ、今回は「診断」について考える特集です。診断はどのようにされるのが基本か、どのようにして誤診が生じるのか、その場合どうしたらよいのか――体験談や専門家の意見をたくさん掲載しています。
2014年7月号「看護師さんは何をしているの?」(89号)
看護師は身近な存在ですが、当事者の方達からは、「看護師さんは何をしているのか、よくわからない」という声がよせられています。7月号は、病院やクリニックで看護師さんがどのようなお仕事をしているのか、どんな役割があるのかを知る特集です。また、読者から看護師さんへの要望や感謝も満載した特集です。
2013年3月号「お医者さんで苦労してます」(73号)
お医者さんとは長年のつきあいになる人も多いですね。だから主治医が信頼できるお医者さんだと安心です。でも、自分が納得できる、あるいは信頼できるお医者さんに巡り会うまでに多くの方が苦労しています。
そうした苦労や、みなさんがどんな工夫をしているのかを共有するような特集です。
2009年2月号 「リハビリについて知る」(24号)
自分でできるリハビリから、病院で行われている様々な療法、また最新のリハビリ事情まで、リハビリを知るための特集です。