定価(税込)
¥3,850
販売価格(税込)
¥3,850
在庫状態 : 在庫有り
DVD「心はどれくらい脳なのか?」 124分
第1部 吉田聰(15分)体験発表
第2部 糸川昌成(65分)講演「心はどれくらい脳なのか?」
第3部 トークセッション(422分)糸川昌成×吉田聰×伊藤順一郎
(第36回こんぼ亭月例会を収録)
演者・糸川昌成(東京都医学総合研究所)
統合失調症の原因を究明する研究者であり、臨床家。脳ではなく体に作用する薬を開発中。母親が統合失調症という家族の立場でもある。
※糸川昌成先生のことが文春オンラインで紹介されています。(2017年10月21日)
心は脳にあるのでしょうか? 脳がなければ聞こえないし見えないので、悲しかったり嬉しかったりもできません。だから、「心の病」は「脳の病気」だと考え、脳に効く薬が心を治すと考えます。では、夫婦喧嘩は脳がしているのでしょうか。脳に効く薬をのめば、夫婦円満になるのでしょうか。いいえ、夫婦喧嘩は夫と妻の「関係性」で生じる現象です。怒りや不満に脳が関わってはいるけれど、脳は夫婦喧嘩の一部です。また、尊厳というタンパク質もなければ、自尊心という化学反応もありません。心は脳より大きい。すなわち、心には脳の部分と、脳以外の部分があるようです。心にはあって、脳にないものは何か? そのことを皆さんにお伝えします。(糸川昌成)
・・・・・▼DVDの最初の10分です
コンボの宇田川です。「こんぼ亭DVD 心はどれくらい脳なのか?」を見ました。
脳の遺伝子と新しい統合失調症の薬の研究を30年間続けてきた糸川先生のDVDです。
抽象的なこと、哲学が好きな私は、題名にひかれて、ついつい見ました
が、しかし、話は具体的。とても面白い。
脳について30年間も考えてきた糸川先生なのに、最後は精神科の回復という話にたどり着くのですが、内容は「心って?どこ?」というより、ほとんどが「心に効くもの」という話しでした。話はどんどん進むのですこし難しいかもしれません。DVDを見てから、一晩たった朝になると「ああ、なるほど!」と、ものすごく腑に落ちる内容なのです。
糸川先生の話の後半部分は内科の回復、外科の回復、精神科の回復について、すごくわかりやすく語っています。またトークセッションの当事者の吉田さんと糸川先生とのやり取りの中から、精神科の回復についてのヒントをものすごくもらいました。糸川先生自身がご家族の立場であることから、ご自分の回復についても具体例として、わかりやすくお話しいただいています。
今回のこのDVDを見て、もう自分はリカバリーという言葉を使うのをやめて、精神科における回復について、語っていけるのでは?と思えるような内容でした。精神科にかかっている当事者の皆さん、ご家族、専門家の方にもぜひ見ていただきたいと思いました。