今から8年前、アメリカ連邦保健省薬物依存精神保健サービス部(SAMHSA)が科学的根拠に基づく実践プログラム(EBP;Evidence-Based Practices)の実施・普及を進めるために発行したEBP実施・普及ツールキットを、日本でも広く普及させるために日本精神障害者リハビリテーション学会は日本語版を出版しました。
このツールキットは公益的な目的で発行されているため、主に寄付金や企業からの多大なご支援により作成されました。全国の多くの精神科病院や診療所、精神障害者社会復帰施設、地域精神保健福祉機関・団体、精神保健福祉の専門職養成学校(医科系大学、精神保健福祉士養成校、看護師養成校、作業療法士養成校など)、企業の産業精神保健部門などに、幅広く導入していただけました。
EBP実施・普及ツールキットの詳細はこちら→http://officehmh.com/seirihatest/wp-content/uploads/2012/01/EBPtoolkit_Pamphlet.pdf
このたび、このプログラムの1つ、「IMR・疾病管理とリカバリー」巻の在庫がなくなり、増刷するために、私ども認定NPO法人地域精神保健福祉機構では寄付金を募集いたします。「IMR(Illness Management and Recovery)」とは、統合失調症などの重い精神障害をお持ちの方が、病気について知ることによって自分の病気を管理する方法を学び、「リカバリー(回復)」の実現をめざした、科学的根拠に基く実践プログラムです。このプログラムの魅力は、利用者各自がそれぞれのリカバリーゴールを設定して、その実現に有効な心理教育やSST・認知行動療法など臨床の場で有効とされる方法と組み合わせて活用する点です。近年、このIMRが地域の医療機関や福祉事業所で広がり始めており、多くの方が注目しています。当団体でも研修会を行っており、参加者は増え続けています。
このIMRを広く普及させるために、ぜひ、ご協力をお願いいたします。
募集金額:一口3,000円
お申し込みはこちら→https://kessai.canpan.info/org/comhbo/donation/101724/
ご寄付をいただいた方にはお礼として、EBP実施・普及ツールキット「IMR・疾病管理とリカパリー」 (本編&DVD2枚およびワークブックの2冊セット)を贈呈いたします。また、確定申告に利用できる領収証をお送りいたします。なお、9月下旬から発送を予定しております。