NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)では、精神障害者の社会参加や自立に向けて一生懸命に取り組む個人やグループの活動を支援する「第11回 精神障害者自立支援活動賞(通称:リリー賞)-ひとりひとりの輝くあしたへ-」の募集を行います。
第11回 精神障害者自立支援活動賞(リリー賞)募集のお知らせ
【設立趣旨】
●困難な状況を克服して社会参加を果たされた精神障害の方々の中から、特に優れた活動をなさっている方を表彰し支援します。また支援者部門では、支援者の方、グループ・団体も表彰します。
●この賞をとおして、精神保健福祉に貢献されている方々の姿を社会に広く紹介することで、医療と社会の環境整備や充実に寄与し、精神障害(特に統合失調症)に関する理解を深める一助となることを目的にしています。
【募集期間】
2014年9月1日~12月31日 ※当日消印有効
募集パンフ・申込用紙は、コチラからダウンロードできます
【応募資格】
●精神障害者部門
ご自身の自立または地域社会でほかの精神障害者の自立支援活動を、1年以上にわたって行っている方、グループ・団体
●支援者部門
精神障害者の社会参加、自立を支援する活動を1年以上にわたって行っている方、グループ、団体
※氏名の公表及び写真・映像等についてインターネットを含む各種メディアによる紹介をご承諾いただける方に限ります
※法人格の有無は問いません
※後日、賞金の使途について報告していただきます
【表彰および副賞】
①各部門2組の個人またはグループを表彰します
②受賞者には、表彰状と副賞(精神障害者部門100万円、支援者部門50万円)を授与します。支援者部門について、受賞者が医療関係者または医療機関である場合、副賞は、受賞者が推奨する患者支援団体等に授与することといたします。
③都内で表彰式を開催します(3月上旬を予定)
【応募方法】
a.申込書に必要事項を記載し、資料を同封して事務局までお送りください。
・申込用紙は、以下のホームページからもダウンロードできます(comhbo.net)
b.申込書はワープロまたは手書きで作成してください
c.現在までの活動を判断するうえで参考となる代表的な資料数点(活動記録、新聞・雑誌の切り抜きなど)を添付してください
・活動内容(これまでと現在の活動概要、今後の活動計画)、プロフィールについては別紙補足可能です(各項目についてA4用紙1枚程度)。
d. 支援団体については、会則、役員名簿、会計報告書を添付してください
e.郵送のみで受け付けます。Fax・e-mailは不可とします。
※申し込みいただいた書類は返却いたしません。
※申込書受理後、必要に応じてヒアリング(聞き取り調査)や追加資料の提出をお願いすることもあります。
【選考】
①選考は外部の専門家を交えた選考委員会で協議のうえ、決定します。
②申込書、添付の活動資料による書類選考に基づいて行います。
③受賞者には主催者から直接、2月初旬に文書で代表者宛に通知します。
※審査の内容および結果に関するお問い合わせには、応じかねますのでご了承ください。
【選考基準】
①一過性ではなく継続的な活動であること
②社会と医療環境の改善に寄与する活動であること
③地域社会での自立に励んでいる活動であること
④精神障害者の社会参加を支援する活動であること
⑤精神障害者が地域で生活することを支援する活動であること
⑥将来への期待を有する活動であること
⑦独自性のある活動であること
⑧政治的、宗教的、思想的に著しく偏っていない活動であること
【選考委員会メンバー】
選考は選考委員会を設けて行います。選考委員は、精神保健福祉の分野で活躍をされている学識経験者・専門家ほかで構成します。
【主催・後援・協賛】
主催: NPO法人地域精神保健福祉機構
後援:(申請中) 内閣府政策統括官(共生社会政策担当)、健康日本21推進フォーラム、日本精神保健福祉連盟、全国保健所長会、全国精神保健福祉連絡協議会、全国精神保健福祉相談員会、日本精神科看護協会、日本精神保健福祉士協会、POTA、日本精神神経科診療所協会、全国精神障害者地域生活支援協議会、全国精神障害者就労支援事業所連合会、全国精神保健福祉会連合会、全国精神障害者団体連合会
協賛: 日本イーライリリー株式会社
【お問い合わせ先】
NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)・リリー賞募集事務局
〒272-0031 千葉県市川市平田3-5-1 トノックスビル2F
TEL:047-320-3870/FAX:047-320-3871
【応募申込用紙に記載された個人情報の取扱いについて】
1)当該個人情報は、リリー賞選考およびそれに関連した目的のためにのみ使用いたします。
2)応募申込用紙の申込者欄に記載された個人情報については、日本イーライリリー株式会社および後援者に提供することがあります。
【当事者部門】 おか よしこ (よっちゃん) さん 〈大阪府大阪市〉
統合失調症などさまざまな体験を音楽、絵画を用いたひとり芝居や、文章など、多様な創作を発表。活動のユニークさやインパクトのある表現、また「芝居・音楽・絵画などを通じて自分自身をパワフルに表現しているところに“一人間”としての輝きがある」として高く評価された。
【当事者部門】 執行 泉 (しぎょう いづみ) さん 〈福岡県福岡市〉
経営する餃子専門店で障害者雇用を実現。発達障害と診断された後は、障害を特性として活かした経営戦略をとり、障害者雇用のノウハウを他企業に伝授する「ノウハウ移転事業」を始動。地域の人気店として社会的評価を得ている点や、その取り組みを他地域にも広げようとしている発展性が高く評価された。
【支援者部門】 阪井 ひとみ (さかい ひとみ) さん 〈岡山県岡山市〉
NPO法人おかやま入居支援センター 理事 / 阪井土地開発株式会社 代表取締役
450人の精神障害者を自ら管理するアパートに受け入れ、地域で安心した暮らしができるよう、行政や弁護士、医師、看護師、社会福祉士らと連携しながらサポートしている。入居後のサポートも行っている点、またその活動が他の不動産関係者に対する啓発につながる点が高く評価された。
【支援者部門】 「YESnet(四日市早期支援ネットワーク)」 〈三重県四日市市〉
子どもの心の健康をサポートするために四日市市の教育委員会、保健所、医療機関がネットワークを構築し、児童・生徒だけでなく、教職員や保護者への啓発、相談などに取り組んでいる。地域で連携して子どもをサポートする体制は、全国的にも珍しく画期的で、若者に対する心の健康づくり・セルフケアの啓発などが高く評価された。