『働いて元気になる-「障害者雇用」で働くためのガイド』を発行


コンボでは、「働いて元気になる~『障害者雇用』で働くためのガイド」を作成し、「こころの元気+」4月号の付録として配布するほか、希望者には販売もすることになりました。
(A5判、32頁、監修=伊藤順一郎:精神科医)。定価200円(税別)

■新規求職者に占める精神障害者の割合がトップに
障害者雇用促進法では、従業員50人以上の民間企業すべてに、「全従業者数に対する障害者雇用率2%以上」が義務付けられています。
2006(平成18)年からは、それまで身体障害者と知的障害者の雇用率しか規定されていなかった障害者雇用促進法が改正され、精神障害者も障害者雇用率算定の対象とみなされるようになりました。
また、昨年6月の改正では、平成30年4月から精神障害者の雇用義務を課すとの条文が盛り込まれ、精神障害者の就労に関する期待や関心が高まっています。
厚労省の発表によると、平成25年6月1日現在の雇用障害者数、実雇用率ともに過去最高を更新し、数、率の伸び幅も過去最高だったとのこと。障害者枠で働く人は 40 万8,947.5人で、対前年7.0%(26,584.0人)増。中でも、精神障害者の就労が33.8%増と大幅に伸びているとのことです。
新規求職者をみても、平成24年度16.2万人の内訳は、身体:約6.9万人(約42.4%)、知的:約3.0万人(約18.7%)、精神:約5.7万人(約35.4%)となっており、平成25年度中にも新規求職者に占める精神障害者の割合がトップになるといわれています。

■このガイドブックで伝えたいこと
「再発のリスクが高い」との理由で就労に積極的ではない傾向が医療関係者にはあり、また、地方ではまだまだ雇ってくれるところが少ないという現実がありますが、「働きたい」という当事者は多く、今後も「障害者雇用」という枠組み、つまり精神障害者保健福祉手帳を取得し、障害を開示し、ハローワークを通じて就職する人は増えていくと考えられます。コンボでは、そのためのノウハウや働いている人たちの体験談などを盛り込んだガイドを作成しました。「働きたい」と思っている人たちに、役立ててほしいと考えています。

■ガイドブックの申し込み方法
申し込みは、週刊誌が入る大きさの封筒に、自分の住所・氏名を書いて、205円分の切手を貼り、別の封筒に入れて〒272-0031 千葉県市川市平田3-5-1 コンボ・ガイドブック係まで(1人1冊)。
無償配付は平成26年6月15日までとします。
無料配布のほか、希望者には販売もしています(定価200円/消費税・送料別)
問い合わせは電話047-320-3870まで。