「地域精神保健福祉サポートセンター」共同事業の解消について
特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構
代表理事 宇田川 健
地域精神保健福祉サポートセンター(以下、同センター)は、2011年3月11日の東日本大震災を契機に、災害時における支援を目的とした募金活動と被災した精神保健福祉活動の救援、復興支援を目的として、特定非営利活動法人全国精神障害者地域生活支援協議会(以下、あみ)と当団体の共同事業として同年3月15日に発足しました。事業所の利用者や多くの皆さまから募金をお寄せいただき、東日本大震災で被災された事業所への支援金の配分をしてきました。その後も、全国各地で起きている地震や豪雨の災害への救援のため、運営を継続しております。直近では一昨年の関東地方を中心に発生した台風15号・19号の被害にあった12法人に、同年11月に見舞金をお送りしています。
そのような中、同センター元事務局員(元あみ常勤事務局職員(当時同センター代表、以下、元常勤職員))による支援金の不正流用が発生しましたことを痛恨の念をもってご報告いたします。
→ 「地域精神保健福祉サポートセンター」支援金使途不明金のお詫びと報告
この件の顛末は上記、あみから当法人に報告のあった「「地域精神保健福祉サポートセンター」支援金使途不明金のお詫びと報告」にある通りですが、当法人も共同主催団体としていままでの同センターに対する関わり方について深く反省すると同時にあみとの本共同事業を解消し、同センターとは距離を置くことといたしました。
この間、募金いただいた皆さま中には当法人が同センターの構成団体であることを信頼し、応援していただいた方が少なからずいらっしゃったことと思います。その点についてはまことに遺憾であり弁解の余地はありません。共同構成団体である元常勤職員が在職中に起こした事件ではありますが、今回の不祥事を防げなかったことを改めて深くお詫び申し上げます。
なお、今後、このような事が二度と起こらないように、あみには会計事務の管理体制の適正化を図り、信頼回復に努めていただいております。最近の自然災害は、想定外でなく、日常的に起きています。引き続き対応できるように、あみには同センターの構成団体としての責任を、これまで以上に担って行くようお願いしております。今後とも当事業へご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。